塩谷洋子

相談室にはよく遊びに来ては雑談し、それだけでさっさと教室に戻っていく子どもたちがいます。「何か用があったのかな?」と思うような子どもたちですが、そういう子どもたちに限って、実は困りごとを抱えているものです。
あとになって「実は……」と知らされると「なぜ話してくれなかったの! 話してくれたら、一緒に考えられたのに」と言いたくなっていました。ですが、今はこう思います。「なぜ話してくれなかったの!」ではなく、「私が気づけなかっただけ」と。私の想像力、感受性が整っていなかった為、子どもたちは話し出せないでいたのかもしれない、と。
長く一緒に過ごした愛猫が死んだ後、なぜか「喪失」にまつわる相談が重なりました。その時は「なんで今なの?」と嘆きたくなりました。内容がリアル過ぎて、涙なしには聞き続けられなかったのです。
しかし、あの時、私のアンテナは「喪失」というテーマに対して伸び、感度も鋭くなっていました。それが伝わり、子どもたちは「喪失」について話しやすくなっていたのではないでしょうか。「喪失」に限らず、あらゆる方向にアンテナを伸ばせば伸ばすほど、私は気づけることが増え、子どもたちも話しやすいことが増えるのでしょう。子どもたちはいつも私たちのアンテナが伸びるのを待っています。
すでにホームページには7,8,9月号の教案がアップロードされています。
冊子版は昨日発送いたしました。来週中には届くかと思います。
5月25日になっても届かない場合は、こちらからおたずねください。
教案の他にも、こんな情報がほしい!というものがありましたら、ぜひぜひお聞かせください。
お待ちしています!