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こどももおとなもあなたもいっしょに
真の自由に生きよう 殺してはならない (出エジプト記20・13)
2026.01.14
今回は第六戒の「殺してはならない」という戒めに関してです。現在
の形の十戒では、第六~一〇戒までは理由づけなく「・・・・・・してはならない」と続きます。理由がないのは、誰にとっても当然のことだからでしようか。
人を殺すことは尋常なことではありません。動物の世界では、食べるために殺します。目的は食べることであり、殺すことではありません。でも、人間が殺した人間を食べることはほとんどありません。それでは、何のために殺すのでしょう。
十戒のはじめ、前文にはこ
うあります。
「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である」(20・2)
この連載ではこの箇所を何度も取りあげています。これに続く戒めの基礎がここにあると思うからです。「エジプトの国」は権力とか罪と言われるものの象徴と読めるでしよう。私たちは自らの、あるいは世の中が作り出すさまざまな欲望の奴隷になりながら、そのことにまったく気づかず、自分は自由だと思っています。人間が人間を殺す理由の根本も、ここにあるのではないでしょうか。欲望の奴隷であることから私たちを解放するのが十戒なのです。
神さまによって私たちは真の自由を得るのだと、パウロは考えました。ガラテヤの信徒への手紙にこうあります。
「この自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです。だから、しっかりしなさい。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。•・・・・兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。律法全体は、『隣人を自分のように愛しなさい』という一句によって全うされるからです」(ガラテヤ5・1、13~14)




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