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serialization

こどももおとなもあなたもいっしょに

子どもとの出逢いをとおして スクールカウンセリングの現場から


2026.01.14

学校を休みたい

学校の日常
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最初に学校の一場面を想像してみたいと思います。現在の勤務校のことではありませんが「相談室だより」をご覧になったある教師から、「今回の『相談室だより』は〇〇点だね」と楽しそうに言われたことがあります。冗談です、多分。
「ですよね~」と私もいっしょに笑っていました。
しかし、その後「もしかしたらこれが子どもたちの日常なのか?」と思い巡ら
いました。中学生に限れば全体の六・も%にも及んでいたので、大雑把に計算して四〇人クラスなら二人以上という数になります。
ミニスミンョー
塩谷洋子
しおたに・ようこ
臨床心理士・公認心理師
東洋英和女学院中学部・高等部
した時、心がざわつきました。振り返れば「いい点数が取れた。前よりも良かった。きっと喜んでもらえる」、そう思って見せたはずの結果に対し、「がんばったね」の一言もなく、「じゃ、次は〇〇点ね」と言われてがっかりする。そんな子どもたちの声を何度も耳にしていました。
どんなにがんばっても結果だけ。「点数」にしか価値を見出してもらえず、がんばった過程は省みられないとしたら、子どもたちも「休ませて」と言いたくなるのではないでしょうか。昨今、子ども
くなるのでしょう。それはテストのことだけではありません。苦手な授業がある、グループワークを避けたい、会いたくない友だちや先生がいる、心身の不調があたちの不登校や長期欠席がニュースになることも多いですが、もし、どれだけがんばってもさらに「がんばれ!」と言われるのなら、そうした状況になるのも当然なのかもしれません。
三〇日以上
欠席している小中学生
文部科学省の調査によると、全国小中学校で三〇日以上席している児童生徒は一一年連続の増加で、二〇二三年度は
三四万六四八二人(小学生が一三万三七〇
人、中学生が二一万六一一二人)となって


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