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こどももおとなもあなたもいっしょに - 連載
《シリーズ》子どもとの出逢いをとおして「AIか、カウンセラーか」
2026.07.02
塩谷洋子

「チャッピー(chat GPT、対話型生成AIの一つ)に友だちとのことを相談したら〇〇と言われた。どう思う?」などと子どもたちに尋ねられるようになりました。AI技術はすばらしいです。24時間、匿名で応じてくれます。豊富な情報から適切と思われる答えを瞬時に提示します。自分で考える手間も省け、コスパもよいです。しかし、子どもたちは私に「どう思う?」と聞くのです。
チャッピーとカウンセラーは違います。「AIには意味を理解できる仕組みが入っているわけではなくて、あくまで『あたかも意味を理解しているようなふり』をしているのです。しかも使っているのは足し算と掛け算だけです」(新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』)。
カウンセラーは対話を通して、子どもたちの苦しみや痛みを受け止め、何ができるかを一緒に考えます。その際、目を合わせ、視線、表情、しぐさ、息づかいなども体感します。巻き込まれてカウンセラーとしての役目が果たせなくならないように配慮しながら「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ローマ12・15)を実践します。更にここで、祈る者もいるでしょう。
子どもたちはチャッピーの「ふり」だけでなく、本当は気持ちの理解も求めていると言えるのではないでしょうか? もしそうであるなら、会話や情報取得ならチャッピー、生死に関わるような深い相談ならカウンセラーがいい。このように思ってもらえるよう私も日々、努めたいと思います。





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