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こどももおとなもあなたもいっしょに - 連載

《シリーズ》子どもとの出逢いをとおして「見て、見て、見てて」


2026.08.04

けん玉、お手玉、ルービックキューブ……相談室のテーブルや棚の中に置いてある遊具です。子どもたちはそれらを手に取り、やり始めます。うまくできると満足そう。でも、「誰かが見ている時」に限るようです。気づかないでいると「も~、ちゃんと見ててよっ」と不満そう。「見てて」と言える子はいいですね。一言も発せず、おもちゃを棚に戻してしまう子もいますから。

成功する、しないは二の次、注目していてもらえることが嬉しいのです。うまくできた時に「できた!!」、できなくても「おしかった!」といっしょに一喜一憂。

小学生の時、粘土でカバを作ったことがあります。私にとっては最高傑作でした。でも、他の人には袋から出したままの粘土の塊にしか見えなかったのかもしれません。教室に展示されたカバを見る人は、誰もいませんでした。私は黙って下を向いていたような気がします。

子どもたちは次々と挑戦します。その時、「見ているよ」と応援してもらえる子どもたちは幸せです。それがあるから失敗を恐れず、新しいことにも挑戦していけるのです。

しかし、人間には限界があります。いつまでも見守り続けられるのは神さまだけ。「胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。わたしの日々はあなたの書にすべて記されている」(詩編139・16)という御言葉もあります。私が見守ることを通じて、この御言葉をしっかり子どもたちに伝えたいです。