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こどももおとなもあなたもいっしょに - 連載

子どもたちからのNO


2026.09.02

子どもたちに拒まれ、嫌われたかも……と感じたらどうすればいいのでしょう?

今とは別の中学校でスクールカウンセラーをしていた新人の頃、養護教諭に保健室登校の子どもの対応を頼まれたことがありました。お互い初対面。トントンと話が弾むはずもないのですが、私は話を聞きたくて奮闘していました。すると彼女は鉛筆を机に勢いよく突き刺し、「NO」と伝えてきたのです。そんなに嫌だったのか……とそれで初めて気づきました。

悲しいことですが、カウンセラーをしていると似たような「NO」を経験します。話をしたい気持ちがなければ「NO」なのです。よく分かります。しかし、拒まれたショックで動揺するのも事実。「余計なお世話だった?」「何がいけなかった?」と自己否定が始まります。

しかし、そんな時こそ傷つきすぎず、素早く自分を取り戻しましょう。「NO」には様々な思いや願いが込められています。それらについて思い巡らすチャンスがもらえているのです。落ち込んでいる場合ではありません。

子どもたちからの「NO」を真摯に受け止められて初めて、子どもとの信頼関係が芽生え始めるとも言えるでしょう。実際、拒否されたと思ったその子から、日を改めて、相談されることはあります。

「何事にも時があり……黙する時、語る時」(コヘレトの言葉3・1、7)。子どもたちの「NO」に込められた意味を考え、冷静に受け止められる私たちでありたいですね。